2005年2月11日金曜日

剣客商売「勝負」

池波 正太郎(新潮文庫)

剣客商売シリーズ第11作
初孫、秋山小太郎誕生。

収録7編の登場人物
「剣の師弟」
「約束金二十両」で登場した老剣客、平内太兵衛を訪ねた小兵衛は帰り道の林の中で、侍二人対町人一人が斬り合う場に出会わすが、だらしのない侍の一人を町人が斬りつけ逃げてしまう。
浅野幸右衛門の旧居に寄るため湯島まで戻った小兵衛が酒屋「浮島」に寄りふと店に入ってきた二人連れを見ると、さっき逃げていった町人風と小兵衛の門人、黒田精太郎だった。
「勝負」
大治郎は牧野越中守貞長の希望により谷鎌之助と試合をすることに。相手の鎌之助は大治郎に勝てば仕官が叶うという条件が付いている。
「初孫命名」
孫の名付けに悩む小兵衛は、旧友の松崎助右衛門を訪ねるが、途中で偶然、小兵衛宅に押し込む算段を耳にする。
「その日の三冬」
三冬が井関忠八郎道場での修業時代、門人だった岩田勘助にまつわる話。
「時雨蕎麦」
小兵衛は弟弟子の川上角五郎とばったり出会う。角五郎が再婚するというが。。。
「助太刀」
堤の上で扇子や団扇を売っている男、林牛之助は、親の敵を持つ中島伊織を助けて敵を捜していた。
「小判二十両」
小兵衛は門人、小野田万蔵が船宿で怪しい話をしているところを隠し部屋で聞いてしまう。

0 件のコメント:

コメントを投稿