2010年10月5日火曜日

サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄

西尾 維新(講談社、2002/11/7)

戯言シリーズ、4作目の下巻。玖渚友の「チーム」時代のエピソードを織り交ぜながらの物語。引き続き舞台は、玖渚機関の研究施設の1つ、斜道卿壱郎研究所。

2日目、殺害された兎吊木垓輔が発見され、犯人として、友、「ぼく」、鈴無音々の3名は軟禁されてしまう。そこに石丸小唄が取引を持ち込んでくる。

このシリーズ、最後までちゃんと謎解きをしてくれないので、きっとこうなんだろうなー、とか思うにとどまっている。。

登場人物:
ぼく(戯言使い)
玖渚 友(青色のサヴァン)
鈴無 音々(みいこさんの親友、今回は保護者)
兎吊木 垓輔(害悪最近)
斜道 卿壱郎(堕落三昧)
大垣 志人(助手)
宇瀬 美幸(秘書)
神足 雛善(研究局員)
根尾 古新(研究局員)
三好 心視(研究局員で「ぼく」の恩師)
春日 井春日(研究局員)
哀川 潤(人類最強の請負人)
石丸 小唄(大泥棒)
零崎 愛識(侵入者)

2010年10月3日日曜日

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子

西尾 維新(講談社、2002/8/6)

戯言シリーズ、3作目。戦闘訓練を施す「向こう側の世界」の学校、澄百合学園から哀川潤の知り合い、紫木一姫を救い出すのが今回の仕事。前作までは、関わった人がピンポイントで死んでいたが、今回は手当たり次第、大量に人が死んでいく。

哀川潤に強制的に今回の仕事の手伝いに駆り出され、お嬢様学校・澄百合学園へ連れてこられた「ぼく」。紫木一姫という女子生徒を連れ出すだけのはずだったが、そこで待ち受けていたのは学園中に指名手配されていた一姫を探している生徒達、戦闘の訓練を受けた戦いのエキスパートのお嬢様達だった。

登場人物:
ぼく(戯言使い)
哀川 潤(人類最強の請負人)
紫木 一姫(依頼人)
市井 遊馬(ジグザグ)
萩原 子荻(策師)
西条 玉藻(闇突)
檻神 ノア(澄百合学園、理事長)

2010年10月2日土曜日

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識

西尾 維新(講談社、2002/5/8)

戯言シリーズの2作目。このシリーズは当たり前に人が死んでいく、しかもサイクルが短い。

前作の舞台「鴉の濡れ羽島」から戻って2週間後、語り部「ぼく」が、学食でちょっと早めの昼食中にクラスメイトの葵井巫女子がやってくる。彼女の親友・江本智恵の誕生日パーティーに一緒に行ってほしいと頼まれ誘いを受ける。
同じ時期、世間を騒がせていた連続殺人犯・零崎人識と遭遇するが、あまりに似ている二人は惹かれ合う。

江本智恵の家に葵井巫女子と巫女子の友人・貴宮むいみ、宇佐美秋春を加えた4人とともに過ごすが、翌日警察が翌日、警察から「江本智恵が殺された」と知らされる。
江本智恵との会話で彼女に何かを感じた「ぼく」は、再び出会った零崎人識とともに、事件の究明を目指す。

登場人物:
ぼく(戯言使い)
零崎 人識(人間失格、殺人鬼)
貴宮 むいみ(クラスメイト、巫女子の友達)
宇佐 美秋春(クラスメイト、巫女子の友達)
江本 智恵(クラスメイト、巫女子の友達)
葵井 巫女子(「ぼく」に思いを寄せるクラスメイト)
浅野 みいこ(隣人、剣客)
鈴無 音々(みいこさんの親友)
佐々 沙咲(刑事)
斑鳩 数一(刑事)
玖渚 友(青色のサヴァン)
哀川 潤(人類最強の請負人)

2010年10月1日金曜日

猫物語(黒)(講談社BOX)

西尾 維新、VOFAN/イラスト(講談社、2009/7/29)

「化物語」の前日譚。第禁話 つばさファミリーを収録。
暦が吸血鬼になって一ヶ月後のゴールデンウイークに起こった羽川 翼のエピソード。
物語シリーズ最終回の次の編だが「第禁話」となっている、こういう付け方だと後で順番が解らなくなりそうだな。

で、物語シリーズのタイトルは、主人公の名前+怪異の名前と決まっているので、今回は、ファミリーが怪異と言うこと。これは現実味があってかえって怖い。
オチも、実際に怪異なのか人の中に住まう何かなのか、ってところを曖昧にしているので確信犯だな。

ところで、ページの半分ぐらいまで読み進まないと本題に入らないこのスタイルはどうなの。嫌いじゃないけど。