2004年8月21日土曜日

体内兇器

F.ポール ウィルスン(著)、猪俣 美江子(翻訳)(早川書房)

医療改革を目指す委員会のメンバーが連続して不審な死を遂げる。共通点は、かつて天才脳外科医として名を馳せた医師ラズラムの美容整形外科手術を受けたこと。
ラズラムの助手として働く内科医ジーナはFBI捜査官ジェリーとともに事件の謎を追う。

2004年8月7日土曜日

壜の中の手記

ジェラルド・ガーシュ(晶文社)

タイトルになっている「壜の中の手記」は、アンブローズ・ビアスの失踪を題材に創作しMWA賞を受賞した。

他に、難破して無人島に漂着したサーカス団の4人の物語「豚の島の王女」。
ジョン・ピルグリムの体験談「黄金の河」。
秘境の刑務所でのパシフィコの物語「ねじくれた骨」。
ヨーワード教授とグッドボディ博士の「骨のない人間」。
原爆で時空を超えてしまった日本人の話「プライトンの怪物」。
骨董品屋のジスカ氏が所有する指輪の話「破滅の種子」。
サー・マシー・ジョイスの蔵書売却を手伝うカームジン「カームジンとハムレットの本」。
頭蓋骨を貫通した刺繍針、犯人は。「刺繍針」。
ニコラス王の宮殿に時計職人として招聘されたポメル伯爵の話「時計収集家の王」。
アンガス・ヒューイッシュ博士の危険な実験「狂える花」。
武器商人、ヘクトー・サーレクの一生。「死こそわが同志」。
の12編。