2004年12月4日土曜日

ハルビン・カフェ

打海 文三(角川書店)

第5回大薮春彦賞受賞作。
近未来、福井県西端の新興港湾都市・海市。大陸の動乱を逃れて大量の難民が押し寄せ、海市は中・韓・露のマフィアが暗躍する無法地帯と化した。相次ぐ現場警官の殉職に業を煮やした市警の一部が「P」と呼ばれる地下組織を作り、警官殺しに報復するテロ組織が誕生した。

こういう小説を読んでいると何となく凶暴な気分になる。