2010年6月8日火曜日

カッコウの卵は誰のもの

東野 圭吾(光文社、2010/1/20)

スポーツをテーマにしたサスペンス。
元日本代表のアルペンスキーヤー緋田の娘、風美は将来を有望視されているアルペンスキーヤー。
風美は勤め先である「新世開発スポーツ科学研究所」のサポートの元、世界を目指してトレーニングを続けている。
新世開発スポーツ科学研究所の研究者、柚木洋輔は、遺伝の組み合わせをパターン化し、同じパターンをもった親子ではその運動能力を継承する、ということを立証しようと、サンプルとして緋田親子に協力を頼むが断られる。

早い時点で、風美が実の娘ではなく何らかの事件に関わっていると言うことが明らかにされていくので、簡単なストーリーなのか、と思っていたらやはり東野作品。そんなわけ無く一気に面白く読め、内容の割にはすっきりとした読後感が残った。もしかするとこの前に読んでいる「禁断のパンダ」がすっきりしなかったからかも。

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