東野 圭吾(講談社、1999/5/14)
加賀恭一郎シリーズの第3作目。1996年に講談社ノベルスから刊行。
親友に恋人を紹介したことが発端で殺人事件が起こる。
最後まで読んでも具体的に犯人の名が明かされていない為、文庫版には綴じ込みの解説が付いている。但しここでもヒントだけだが。また、文庫化の際、犯人を特定するための重要な記述を削除した為さらに難度が高くなっている。
(講談社ノベルス版が出た際には編集部に犯人が誰かについての問い合わせが殺到したらしい)
和泉園子は路上で絵を売っていた佃潤一と恋に落ちる。しかし親友、弓場佳代子に紹介したことが原因で潤一が心変わりしたと知り園子は絶望する。
電話の様子がおかしいと思った兄、康正がアパートを訪ねると園子は遺体となっていた。
一見して自殺の様に見えるが直感から他殺であると感じた康正は自らの手で犯人捜査を開始する。
登場人物
和泉 園子:被害者、死因は電源コードによるショック死
和泉 康正:園子の兄、豊橋警察署交通課に所属する警察官
弓場 佳世子:園子の親友、高校時代からの付き合い
佃 潤一:園子の元恋人。
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