東野 圭吾(講談社、2009/9/18)
「このミステリーがすごい!」で、2010年度1位の作品。
今までこの作者は全然読んだことが無かった。
従って、加賀恭一郎シリーズの最新作って事も全然知らずに読み始めた。
物語は、日本橋に住む一人暮らしの40代女性が絞殺される。
日本橋署に着任したばかりの加賀恭一郎は、事件を追い見知らぬ土地を歩き回る。
2004年から2009年まで『小説現代』(講談社)に連載された全9話が収められており、各短編の関係者の視点で被害者像を浮き彫りにしてゆく。
事件解決に至る謎解きの組み立てもさることながら、恭一郎の関係者との関わり方や人情味のあるエピソードが読んでいて気持ちいい。
加賀恭一郎シリーズ、久しぶりにまとめ読みしたくなった。
・煎餅屋の娘
・料亭の小僧
・瀬戸物屋の嫁
・時計屋の犬
・洋菓子屋の店員
・翻訳家の友
・清掃屋の社長
・民芸品屋の客
・日本橋の刑事
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