池波 正太郎(新潮社)
剣客商売シリーズ第6作
大治郎と三冬やっと夫婦に。
収録7話の登場人物
「鷲鼻の武士」牛堀久万之助に紹介された将棋好きの渡部甚之助、黒田治兵衛道場での出来事。
「品川お匙屋敷」抜け荷の一味と関わり合い、幕府奥御医師、山路寿仙の屋敷の地下に囚われた三冬を救出する大治郎。晴れて夫婦に。
「川越中納言」小兵衛が付けたあだ名川越中納言こと小野半三郎。
「新妻」大阪天満の柳嘉右衛門の訃報を受け、大阪に向かった大治郎。江戸に戻る道中、東海道御油の宿場で、同姓同名の侍と間違われる。
「金貸し幸右衛門」元長で見かける老人、浅野幸右衛門。一人娘のお順をかどわかされたときに一緒にいた女中を浅草で見かけ、ひとり行方を捜している。小兵衛が手助けして事件は解明はされるが、幸右衛門は家と財産千五百両を小兵衛に残し自害する。
「いのちの畳針」小兵衛の愛弟子、植村友之助。知的障害者の為七が若侍に斬られそうになっているところに通りかかり、持っていた畳針を投げつけ助ける。友之助が幸右衛門からもらった家に住むことに。
「道場破り」稲荷の先生と呼ばれる、鷲巣見平助。金が必要となり道場破りに出かけた先が、辻平右衛門に無外流を学んだ、間宮孫七郎。たまたま居合わせた大治郎が相手をする。
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