2005年8月26日金曜日

マンガ嫌韓流

山野 車輪(晋遊舎、2005/07)

本書カバー裏にある「マスコミが隠しているもう一つの韓流がある」の通り、アマゾン、紀伊国屋書店などでベスト1にもかかわらず、マスコミに黙殺されているという事実に興味を持ち読んだ。

漫画というよりは読み物として。
日韓共催ワールドカップの裏側、戦後補償問題、在日韓 国・朝鮮人の来歴、日本文化を盗む韓国、反日マスコミの脅威、ハングルと韓国人、外国人参政権の問題、日韓併合の真実、日本領侵略-竹島問題、日韓友好へ の道、といったテーマを主人公の高校生・沖鮎 要らが学びながら解説する。
読むと反韓というよりは反日日本人(メディア)の存在の方が問題と分かる。

WILLの編集日誌での作者・山野氏の話「まだ漫画になっていないテーマを考えているときに、2chで盛り上がっていた反韓をテーマにしようと思った」との発言を読んだ。
元々、歴史認識ありきで書き出したのではないことについてはザンネン。
これはフィクションではすまない。既に「続編」に取りかかっているとのことだが、ヒットを狙ってテーマを見失わないことを切に願う。

それこそマスコミに足下をすくわれ折角と言うよりやっと日本人が歴史に関心を持ち出しているこの芽を摘んではイケナイ。

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