2005年3月17日木曜日

剣客商売 「ないしょないしょ」

池波 正太郎(新潮文庫)

新発田のお福を巡る「剣客商売シリーズ」のサイドストーリー。
お福が関わった神谷弥十郎、三浦平四郎、五平を松永市九郎に斬殺されたお福の敵討ちを小兵衛が助ける。
36才で生涯を閉じるお福の物語。
なんか、妙にもの悲しいと思うのはシリーズをずっと読んできたからか。
これでほぼ完読。
やはり最初の頃の躍動感が一番読んでいて気持ちよかったな。
後半は池波そのもののようで痛々しく思うところが多々あったように思う。
まぁ、大治郎と三冬が結婚する前の物語を読めば良いのだろうが、なぜか浸みてしまうのが、池波の良いところか。
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蜩(ひぐらし)
江戸の空
2年後
秋山小兵衛
碁盤の糸
倉田屋半七
殺刀
二十歳の春
黒い蝶
谷中・蛍沢
青い眉
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