池波 正太郎(新潮文庫)
剣客商売シリーズ16作目
剣客商売の特別長編
この物語では、小兵衛は66才、本編はすでに終わりをつげ、75才の小兵衛まで書かれている。
物語中、人手が足りないという話になるが、大治郎、三冬はあまり登場せず説明も特にないのが寂しい。一方、杉原秀と又六が夫婦になる。
小兵衛が40才の時の回想から始まる。
当時の門人・滝久蔵の仇討ちの助太刀をする小兵衛、敵は木村平八郎、その助太刀・山崎勘介との決闘、26年を経てこの時関係していたものたちが関わり合う。
他に、小兵衛が四谷道場時代に金を借りた、金貸し・平松多四郎とその息・伊太郎、小兵衛に敗れ恨みを抱、浪人・伊丹又十郎。
目次:「深川十万坪」「暗夜襲撃」「浪人・伊丹又十郎」「霜夜の雨」「首」「霞の剣」
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