2010年9月15日水曜日

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

西尾 維新、take/イラスト(講談社、2002/2/7)

本作品は、第23回メフィスト賞を受賞して二十歳でデビューした際の作品。
全9作ある「戯言シリーズ」の1作目。

そもそも、西尾維新作品との出会いは、ジャンプで連載中の「めだかボックス」が最初だが何とも極端な世界観だなぁ、というのが最初の印象。途中でついて行けなくなって拾い読みしかしていなかったのだが、アニメ「化物語」を観た事をきっかけにのめり込むことになった。
で、なぜ戯れ言シリーズかと言えば、単純にデビュー作を読んでみたかったから。
言葉遊び、掛詞、ダジャレなど、軽妙な台詞回しが楽しい。その割、語られるテーマは答えの出にくい普遍的なことだったりするので、飽きることもない。

で、クビキリサイクルの話。
語り部の「ぼく」こといーちゃんが、「青色サヴァン」こと玖渚友の付き添いとして訪れた、赤神イリアが所有する孤島「鴉の濡れ羽島」で起こった密室殺人事件をめぐる話。

登場人物
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赤神イリア:鴉の濡れ羽島の主人
班田玲:屋敷のメイド長
千賀あかり:三つ子メイド長女
千賀ひかり:三つ子メイド次女
千賀てる子:三つ子メイド三女

伊吹かなみ:天才・画家
佐代野弥生:天才・料理人
園山赤音:天才・七愚人
姫菜真姫:天才・占術師
玖渚友:天才・技術屋

逆木深夜:伊吹かなみの介添人
ぼく:語り部、玖渚友の付添人

哀川潤:人類最強の請負人

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