2006年6月21日水曜日

博士の愛した数式

小川 洋子(新潮社、2003/08/28)

映画の宣伝などで関心があったので、躊躇なく読んだ。
登場人物は、自動車事故の後遺症で記憶が80分しか続かない「博士」と呼ばれる数学者、家政婦「私」と博士に「ルート」とニックネームを付けられた「私」の息子の3人が中心。そこに「博士」の義姉、阪神タイガースと江夏豊が絡み合い進んでゆく。

この物語は(ちょっと特殊な状況下ではあるものの)普通の生活の中で起こる出来事から、人そのもの優しさとか愛とか、といったことをすごくストレートに書いている。少しホッでき、ちょっと痛い話。

この本は、子供に勧められて読んだ、はじめての本となった。
小さい頃に数字の本を色々読ませたからか、それとも「博士」が言うように「子供は大事にしないといけない」と暗に注意されたのか。。

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